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 まず、畑地かんがい事業を紹介します。畑作物は長い間雨が降らなかったり、いつもより雨が少ない場合、土地が乾燥して土の中の水分がなくなり、農家が大切に育てている作物の生育がとまったり枯れたりしています。そのような場合でも畑作物の生育に対して常に適切な水分を補給することを「畑地かんがい」と言います。
 畑地かんがい事業は、ダムなどの貯水施設や用水路を造って、雨が少なく、土地が乾燥する時でも畑で水が使えるようにするための事業です。


 笛吹川農業水利事業は畑地かんがいに必要な用水を確保するため、新規水源を山梨県が治水と水利用による沿岸地域の開発を目的とし、笛吹川総合開発事業の一環として笛吹川上流の築造する広瀬ダムに求め、甲州市塩山(旧塩山市)藤木に建設された発電用の藤木調整池に取水工を設けて最大3.55m3/sを取水し、笛吹川左右両岸の受益地に送水しています。
 国営事業により、導水路8.4km(共同区間)、幹線管水路48km、副幹線管水路49km、調整池20ケ所、揚水機場10ケ所等の水利施設を建設し、あわせ県営事業により基幹管水路118km、調整池1ケ所、揚水機場6ケ所、スプリンクラー等の末端施設の水利施設を建設し、用水の供給を行っています。
 また、用水の適正な配水操作の省力化と合理化を図り、水利施設の安全性確保のため遠方監視制御を設置し集中監視制御を行う水管理システムを導入しています。

山梨県笛吹川総合開発計画にもとづく広瀬ダムの建設による水源の確保

国営事業による天科取水口、導水路工、藤木調整池、幹線、副幹線、ファームポンド等の整備

県営事業による基幹管水路、配水管、スプリンクラー等の整備
*これらの施設の整備は、国・山梨県が行いましたが、国営・県営事業により整備された畑地かんがい施設の維持管理は、水土里ネット笛吹川が行っています。

多目的ダムとして山梨県が昭和44年度から建設を進め、5か年の歳月をかけて昭和49年度に完成しています。高さ75m、長さ255mに及ぶ中央遮水型ロックフィルダムであり、ダムの水は、主として畑地かんがい用水ですが、一部は甲州市の上水道及び山梨県企業局の発電にも利用されています。

国の笛吹川農業水利事業は、広瀬ダムから取水し末端受益100haまでの工事を行うもので、昭和46年度に着工し、17年の歳月をかけて昭和63年度に完成しています。この事業により広瀬ダムの水は、天科取水口及び導水路工により藤木調整池に引かれます。
藤木調整池では、中央管理所の制御システムにより、作物の生育に必要な時期に、必要な水量が供給できるように管理しています。

国営事業以下の管水路は、県営事業により整備が行われ、昭和48年度から28年の歳月をかけて平成13年度に完成しています。
各畑はスプリンクラーにより散水する他、平均1haに1カ所の給水栓があり、受益農家が散水や消毒用に水を利用することができます。